木の家をつくることで、私たちの子供・次世代に残すことができるもの。
豊かな「山、川、海」 それをエコロジーと呼んでいます。

シンプルな木の家には家族があります

自然があります
時間があります
優しさがあります
風があります
太陽があります
豊かな暮らしがあります



---「静岡産の家に住む」

家族でおいしいご飯を食べる。野菜や魚やお肉を選ぶとき「日本産なのか輸入ものなのか」
「どこの産地なのか」「自分の地元で取れたものなのか」目で見て安心して口に入れられる物を選び食べていると思います。

同じように、家も「地産地消」「地元の木」でつくれることをご存知でしょうか。

私は、T設計室に入社してすぐの冬11月に天竜杉の伐採見学会に参加しました。山に入り、木こりさん、木材屋さんから色々なお話を聞かせていただきました。木には「伐り旬」という、一年の中で木を伐る期間があること、春から夏は木が育つ時期であり、水を吸い上げ虫が付きやすくなります。この時期を避けた8月後半から2月頃が「伐り旬」と言われています。私達が食べる食材は美味しい時期を旬と言いますが、木は虫にとって美味しくない時期を切り旬と言うのですね。

それまで自分が住んでいる家に使用されている木材がどこで育ったものなのかなど考えた事がなく、80年前の舗装などされていない山道を登り下りし植林した事、伐採した木をソリや人が担いで、川の水を使って山から下ろしていたと聞いた時は大変驚き、自分の手でチェーンソー入れ、くさびを打ち倒れた木の音を聞いた瞬間、心から参加できて良かったと思いました。毎年の冬、伐採見学会を行っていますが、何度立ち会っても、木が伐倒される時の木の叫び音や地響きは感動するものです。



「日本の木は高価だ。」と言われています。ですが私が伐採見学会で一番驚いた事は、樹齢80年の杉の木が1本25.000円ほどの価格で売られている事でした。この木が運搬、製材、流通の過程で消費者の手元に届く時には高価な物になってしまうため、消費者が遠のき、その結果山に手を入れるための資金が戻らなく、山が立ち枯れているという事です。

山や海や川といった自然、日本独自の風土や四季を守り、私達の子供や、また次世代に残していくために私達が何か出来るとすれば、木の家づくりを通して、山に資金を戻し、代々と繋がれてきた自然に還元し守っていけるのではないかと思います。
(伐採見学会体験談:スタッフ杉山)


LinkIcon「『木』が家の肝、木の性格を知る。」 
  (近くの山の木でつくる地域の家づくり )


---エコロジーはあなたの家の窓から見える、 山や海、川のお話

(「エコロジー神話の功罪」/槌田敦書 から抜粋)
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現在、「リサイクル」という言葉が私たちの日常となっています。しかし ゴミ=環境破壊 ではありません。

人間は廃棄物を出します。また汚染を発生させないことは不可能です。ですがその人間の廃棄を自然、宇宙の循環に捨てれば汚染の問題はありません。廃棄物は捨てるのではなく、「環境に返す」のです。自然の循環によって処理させる廃棄物であれば、その廃棄物は自然の循環を豊にしていきます。

現実の、エコ(リサイクル)は、社会の中だけの循環になっています。自然の循環とは違う部屋の循環であるため自然に戻る事はありません。私たち自身が「リサイクル」という言葉をいつの間にか、はきちがえていたのです。リサイクル=自然の循環 です。その循環に「家」はどう関わっているのでしょうか。


--私達の住んでいる町がある山には 自然のいとなみがあります

(「エコロジー神話の功罪」/槌田敦書 から抜粋)
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水が下に流れる様に、自然の養分は上から下に流れています。木は山の土から養分を吸い上げますが木は一年中成長訳ではなく夏は水分が出てしまう分、そのぶんの水分・養分を吸い上げて成長します。春から夏にかけての3月から8月後半頃までが成長の時期で秋から冬にかけての8月後半から2月頃は成長がお休みの時期です。

木の養分とは、山の中で生息している動物たちの排出物や遺体が土の中で分解され微生物となったものです。水と一緒に吸い上げられ太陽を浴び光合成をし、呼吸します。そして山に生息する動物がその酸素で呼吸し排出するサイクルが循環しています。

木に吸い上げられなかった養分が、川に流れ海にたどり着きバクテリアが食べ、それを貝や小魚やエビが食べる。それを大魚や水鳥が食べる。鳥が奥山に糞を排出し栄養を戻しているのです。

人間は栄養豊富な水で米や野菜を耕し、また魚やお肉を口にします。このような食物連鎖と循環サイクルで、自然は成り立っているのです。人間も動物ですから、人間も死ぬと自然に還ればいいのです。

LinkIcon「シロアリは自然の中では、土の循環の一部です」 をebookで読む
   (通信no.2/p5「木の家の家守り」 )


--人が山や川や森や木に耳を傾ける時です

その自然のサイクルと、住まい「家」はどのように関わっているのでしょうか。今、日本の森林は4度目の危機に瀕しています。太平洋戦争の破壊的な伐採により温帯の工業国における材木蓄積量は最低レベルまで落ち込みました。それが3度目の危機です。その危機に直面した時、日本人は植林に精を出し緑を蘇らせました。

しかし今は逆に、育った山が「破壊的な伐採」ではなく「放置」により荒れ、立ち枯れています。「材木」がなくなったのではなく「放置」されてしまいました。

人工林は天然林とは違い下刈り、除伐、蔓切り、枝打ち、間伐といった山に人が細やかな手を入れる事で環境を保っています。森林は、人間の手入れさえ届いていれば永遠に再生可能な資源です。その管理が行き届かなくなった時、循環の上にある山から人間を含む生態系の循環が私達の子供達、次世代にに伝えられなくなっています。

※毎年冬に天竜の山で行う、伐採見学会に参加していただいた建て主さんが、
伐採を体験しました。家族一緒の家づくりの始まりです。

LinkIcon伐採見学会等、イベントレポート


--住み継ぐ木の家、次世代に残す豊かな自然

そこで私達に出来る事は、家の設計はもちろん「自然の循環を豊にする設計」です。山の木を使って家をつくることにより、山に資金が戻り、自然をリサイクルし、山を再生することができます。

「家」が自然循環の中に入り、またその家に住まうことにより、家と共に育ち自然と共に生きてゆく。地域の気候・風土を活かし、それに合った近山の無垢材を使いあなただけの「住まい」つくる。皆さまがどの様に、家と共生して暮らしてゆくのかご自身の人生設計を私たち設計士がお手伝いさせていただきます。


--近くの山の木の家づくりで、山の循環社会に参加しませんか?



●「近くの山の木の家づくり」
「木の家ってなにがいいの?」T設計室が近くの山の木で家をつくる理由があります。
近くの山の木で家をつくることは、山に資金を直接戻し、
日本の自然環境を守ることにつながっています。
(毎年冬に開催する、天竜伐採見学会の様子です)




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